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専家把脉動画の解剖 (8)(リバースカット/スマッシュの打ち方)






Taufikshaqiu


icon 専家把脉08解説

さて今回は第8回目の動画解説を行う。


コーチは元世界チャンピオン 趙剣華。今回悩める生徒はバドミントン歴14年の程さん、北京で開かれるアマチュア大会に参加するベテラン選手。ドロップショットでチャンスをつなげるタイプと自らのスタイルを趙剣華に伝えるも、趙剣華からはドロップショットが手首スマッシュ(点殺)と曖昧になっていると指摘される(動画1:35ごろ)。


※点殺とは 中国語です。日本語で訳すなら手首を鞭を振るように打つノーテイクバックスマッシュ。腕のテイクバックがないスマッシュで相手の甘い球を攻撃的に打ち返す。スマッシュとの違いはシャトルに重さが乗っていないので減速が早く、相手の足下に落ちる。リンダンの得意技。


央视羽毛球专家把脉.08.[滑板吊球_杀球]


icon リバースカットショットの打ち方

2:03ごろ
リバースカットドロップお手本を見せる趙剣華。

01huaban


リバースカットは通常のドロップと違い、面を外側に切る打ち方。通常のフォアと見せかけて体の向きとは逆に打つフェイントショットである。ただし生徒のように面を外側に切らないで打つと球は中途半端に飛んでしまい相手のチャンスボールとなる。外側にしっかり切ればシャトルはしっかりネット際に落ちる。打つ瞬間のラケット面をまっすぐに向ければ直線的なドロップ、外側に切った後打った場合は斜めドロップとなる。どちらも普段の練習メニューに組み込みたい技術だ。


趙剣華がいうカットのコツは、打球の瞬間、面はしっかり前に向けること。ただし必ずラケットは外側に切る。そうすればシャトルはスピードが乗らずネット際に落ちる。打球後ラケットを前に押し出しては絶対駄目という。グリップを固定して握らず、手の中で自由にまわせるようリラックスして打つのが理想だ(5:14ごろ)。


だいぶ生徒が飲み込めてきて、さらに要求を高くする趙剣華(6:16)。まだまだシャトルスピードが速いことを指摘、これではリバースカットの利点を生かせない。リバースカットのスピードはネットを越える最低限だけのスピードが求められる。そうでなければ相手の脅威にならなず、容易に返球される。スピードの緩急を普段から意識的に訓練する必要がある。そうすれば自ずとゲームの組み立てができるようになるはずだ。


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タウフィック・ヒダヤットのリバースドロップ。虚をつかれたピーターゲートは対応できずネット。


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趙剣華のリバースドロップ(直線)。外にひねるといったが、実際はラケットを意識的に下側にもひねっている。


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肖傑先生のリバースカット(対角)。クロスで打つため距離が長く、多少山なりかスピードが必要。


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リンダンのリバースカット(対角)。バック奥を攻められてキツイ体勢を強いられる。しかしクリアにせずカットで相手に攻めさせない。当然だが、一つ覚えでこの体勢ではリバースカット!と決め手は駄目。相手は当然予測している。スマッシュ・直線ドロップ・対角クリアなど常にバリエーション豊かにする練習メニューが必要。


icon スマッシュ技術

7:30ごろ
つづいてスマッシュの打ち方講義が始まる。まずスマッシュはどのように力がシャトルに伝達するかを知る必要がある。生徒にスマッシュを打たせるが、趙剣華はスマッシュの力が分散していると指摘する。さらに打点も低いという。


そこでスマッシュ時のラケットの振り方を矯正していく。まず力をこめず(腕を振る力をなくして手首だけで)スマッシュを打つよう生徒に指示する。打球の瞬間に力を収束させることを意識し、重いスマッシュはするなと言う。そのときのスマッシュの感覚を味あわせることで生徒にスマッシュの力がシャトルに伝達する仕組みを体感させている。

08diansha


8:24ごろ
趙剣華がスマッシュの概念をお手本で見せる。力をこめずともスマッシュを打っている様子がわかる。注目すべきは 腕の振りは大して強くはないが打球音に乾いた爆発力がある。そしてストローク中一定の力量は必要がないことを生徒が気づく。打球の瞬間のみパワーを収束発揮することで、シャトルを爆発的に前進させるこれがスマッシュである。


そのスマッシュの仕組みがわかり力をこめずともスマッシュが打てるようになれば、次のステップにはじめて進める。それがスマッシュに重さを加える方法である。それには手首だけでなく、腕、肩、腰の回転、さらにはジャンプによる全身の力が強調させることが必要となっていく。プロのスマッシュ連続画像を参照して、目で盗んでほしい。


06shaqiu
趙剣華のスマッシュ。


07tiaosha
ジャンピングスマッシュ。趙剣華は怪我で以前のような高いジャンプができないが、それでも足を程よく開き、しゃがみその反発で高く飛び上がる要点が伝わってくる。貴重な映像。


Taufik3
おそらく世界一スマッシュが速い男。タウフィック・ヒダヤットのジャンピングスマッシュ。全身のパーツがきれいに強調してパワーを無駄なく発揮。ジャンプ後海老ぞりから「く」の字になる。猫のようにしなやか。


Taufik2
タウフィックその2 ラケットが描く軌道が美しい。

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