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【専家把脉27】体力を温存できるステップ、バックハンドプッシュ技術






27


icon 専家把脉27解説

さて今回は第27回目の動画解説を行う。コーチは元世界チャンピオン、中国では四天王と呼ばれる趙剣華。そして生徒はバド暦は5年で週に2,3回は打っているという杜さん(男)。


専家把脉(27) ネットにあがるステップと戻り方、バックハンドプッシュ


(動画0:50ごろ)
いつものとおり動画は趙剣華が生徒にフリーで打たせ改善点を探っていくスタイルだ。途中、足を捻ったのか動きを止めてしまう場面もあった。その後生徒のパフォーマンスが悪くなったのがわかる。


(1:16ごろ)
趙剣華が生徒に対して評価していく。まずよかった点としてフォアの動作や準備、パワーが正確であったことを褒めている。逆に悪かった点は、「足」にあると指摘した。「ステップに弾みがない」ことで見るからに動作が遅く疲れそう。特にドロップを拾いにいくステップがキツく、戻るステップにも問題があり、すぐにバテてしまうと分析した。


icon 疲れないフットワーク

(2:09ごろ)
まず趙剣華はドロップを処理した後、ホームポジションに戻る動作を生徒に指導する。

01ng
NG動作:大きく前に伸ばした足 戻る力は前足のみ。後ろ足は体のずっと後ろにあるまま


02ok
OK動作:伸ばした足に続き、後ろ足も前にすーっと寄り、体の下にくる。すると戻る動作は二本足で無理なく


自分のフットワークが上のNGのようになってはないだろうか? いわゆる 「どっこいしょ」 と声が出そうな戻り方である。突き出した足一本で体重を戻すため、非常にしんどいのだが、下のOK動作のようにひとつ方法を知っているだけでそれを改善できるのだ。

(なお前足を思いっきり突き出してドロップに対処するフットワークはまた次の機会に紹介したい)


足腰の筋力に自信があれば、ドタバタしたフットワークでもバドミントンはできるものだが、筋力に頼ったフットワークは筋肉への高負荷だけでなく、関節への負担となり、容易に怪我を招いてしまう。速いだけのフットワークではなく生涯を通じて怪我をしないロングパフォーマンスのフットワークをぜひ覚えたい。さらに知っている人は周りのできていない人に指導してほしい。


(4:29ごろ)
指導後の生徒の戻りフットワークが劇的に軽く、楽になっている様子がわかる。趙剣華は後ろ足を体下に寄せる際、足を上げる必要はないとアドバイス。地面をこするかこすらないかの高さがちょうどいいようだ。


下記にリンダンのフットワーク連続写真を載せておく。こちらもよく観察してほしい。


03lindan
リンダンのステップ 踏み出す前足の角度や方向、続いてやってくる後ろ足のタイミング、二本足で難なく戻るステップをしっかり観察してほしい


04lindan
前足を大きく前に踏み出すには、つま先ではなく「かかと」から思い切って突き出し「かかと」で着地し、その後指先をつけ重心を受け止める。いきなり足の平で着地するとひざを壊す。かかとで着地するスポーツはバドミントン特有でシューズも専用のものが必要だ。
伸ばす前足の角度も100度以上でないと膝関節が壊れる。前足の方向も大事だ。一瞬にして全体重が前足にかかるため、進行方向と同じ方向に足を着かない癖があると、徐々に足首の関節が壊れる。




icon ネット上のプッシュ技術

(5:57ごろ)
つづいてネット上のプッシュ技術に指導が移る。生徒の悩みはプッシュしたシャトルがよく飛んでしまいラインオーバーになることだという。生徒自身もプッシュ動作が大きいことが原因であることに気づいている。趙剣華はどうのように指導するか見ていこう。


まず趙剣華がいうプッシュするうえで大事なこと。

1.プッシュは決め技
2.プッシュをする意識
3.動作は小さく
4.面は軽くシャトルをたたくだけ 振らない
5.プッシュ球はできる限り下に落とす


5つのポイントをあげた。プッシュは相手の放ったネット際の球をある程度前もって予測し、飛びつくように打つ技術である。プッシュに持ち込めればスマッシュより殺傷力が強い決め技となる。その分プッシュに力んでしまい、ネットにかけたり、ラインオーバーしたりというケースが多々ある。そこで次に述べる点を落ち着いて守りたい。


ラケット動作は小さくし、軽くシャトルをハエタタキのようにたたくだけでいい。決して振りぬいてはだめ。ネットにかかり辛く、さらにネットタッチも防止できる。たたかれたシャトルは乾いた音をたて、軽いスイングにもかかわらず深く高速にコートに沈むはずだ。


05pu


6:00から9:00までのプッシュは、どちらかというと相手のうち損じたドロップのようなチャンス球をたたくプッシュだった。これはネットから距離が若干離れている。9:14ごろからはもっとネットに張り付いたシャトル(相手のネット球などの小球)に飛びついてプッシュする技術を指導していく。


この場合、シャトルはよりネットに近いため、さきほどよりさらに小さい動作が必要だ。しかし要領はまったく同じ。軽くたたく。


06pu


趙剣華は生徒に「プッシュの次の球は考えない」という。この意味はプッシュ後ネット付近で重心を失った体勢からでは、カウンターに対処できないからだ。刺すか刺されるかである。プッシュを打つと決めたら必ず決める必要がある。


さらに指導が続く。今度は相手のネット球を予測していたが、思ったより品質がよく、ネットすれすれを通してきた場合のプッシュの対応だ。シャトルがネットより低くなれば、プッシュをあきらめ、ロブやクロスネットに切り替える決断が必要だ。


しかしネットとシャトルが同じ高さならまだプッシュを決めるテクニックがある。それを趙剣華が実践してくれた。それがこれだ。


08tipu


09tipu


07pu


わかるだろうか?ネットより低いシャトルを一旦持ち上げてすぐさま面をかぶせる技だ。2度打ちではないのに注意。このシャトルの軌道はひょろっと上に行くもののすぐ落ちていく。趙剣華が必殺テクニックを披露してくれたので一応紹介する。しかし普通はロブやクロスネットに切り替えるほうがリスクは低い。


以上


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◇ バドミントン講習動画の前半目次

◇ 専家把脉動画の解剖 (8)(リバースカット/スマッシュの打ち方)

◇ 専家把脉動画の解剖 (15)(全方位のフットワーク入門/ホームポジションでの構え方)

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