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【専家把脉25】ダブルスで重要な3つの意識 ドライブ/サーブ/攻守の転換






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icon 専家把脉25解説

さて今回は第25回目の動画解説を行う。コーチは元世界チャンピオン、中国では四天王と呼ばれる趙剣華。そして迷える生徒は趙剣華と閔さんと王さん。普段からダブルスを好んで打つという二人。それに対して趙剣華は「私はシングルスで活躍していたけど、ダブルスも少しはできる。わずかばかりの知識だけど力になれるといい」と控えめに伝える。


央視羽毛球専家把脈 第25話


(動画0:44ごろ)
いつものとおりまず生徒に打たせてそれをじっくり観察する趙剣華。


(1:02ごろ)
その後講評に移る。まず二人はお互いに得意な部分が何かを理解しており、最高の球を打ち出せるような意識があるという。ただし二人とも共通して悪い点もあるという。それは後衛での連続性に欠けているため、1打2打と続くと次第に相手に主導権を握られてしまう点だ。


icon ダブルスで重要なポイント 主導権奪取

趙剣華がいうダブルスの重要なポイントとは、如何に相手から主導権を奪い有利にゲームを展開するかだという。そのためには攻と守の切り替え、ドライブに競り勝ち相手にロブを上げさせる、前衛のプレッシャー、そしてサーブ・レシーブを確実に処理することが必要となってくる。特にレシーブをうまく処理できれば即時主導権を握ることができる(そのためポイントをとったチームがサービス権を得る)。


icon ドライブで主導権をとる

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上の画像一つ目のシーンはサーブと同時にドライブの応酬。地面と平行にネットすれすれの高さをシャトルが行きかう。そのシャトルに対応するにはどっしりと腰を落とし頭上でライジング気味にコンパクトにラケットを振っているのがわかる。ドライブ合戦の勝者となるにはネットを越えてもまだ上昇する球を相手に打たせ、その球を相手の胸より下に強く返すことだ。そうすれば相手はロブを上げるしか手がない。

もう1つのシーンは、サーブの質が悪く(ネットを越えてもまだ上昇する)レシーバーにプッシュされ主導権を握られる場面。


生徒はサーブに攻撃性がないからだと反論するが、趙剣華は一蹴する。「つまりあなたのサーブはへたくそだからだ。もしサーブの質がよければレシーバーの返球は必ず上向きとなる。地面と平行でもまだサーバー有利だ。」


さらに続ける趙剣華。「あなたたちにドライブには力がこもっていない。いつも相手のドライブに当てるのが精一杯で、最後は返球が甘くなり相手に打たれてしまう。」と厳しい指摘をする。「ドライブを制すればゲームを制する」 ドライブは攻撃に転じる起点となることを理解するべきである。


(2:35ごろ)
さっそくドライブ実技指導に入る。

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生徒のドライブは当てるのが精一杯の様子。最後は胸元に落ちるドライブを打たれゲームオーバー


まず2つ指摘をする。ドライブの構え方は両足を揃えること。そしてドライブには1球1球に状態があることを知る必要がある。いいドライブならどんどんネットにつめ、逆に悪いドライブを返せば相手につめられる。


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黄色いユニフォーム選手に注目。いいドライブ(下に向かう)を速く打てたとわかったら、どんどんネットにつめていくのがわかる。味方は後ろに回りロブがあがるのを待つ。このようにダブルスでは常に攻守によりフォーメーションが変化していく。


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趙剣華のドライブ

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趙剣華のドライブ その2

ドライブでの注意事項はラケットを振り切らないこと。ガットの弾力性を発揮させるよう弾くようにコンパクトに振る。そして手を前に突き出して、常に体の前で処理すること。ひとたび体に近い位置で返球を強いられたらその時点で負けだ(緊急避難としてネットに落とすかロブに切り替える)。生徒の返球位置と趙剣華の位置を比べるとわかる。


そして常に判断する。自分のドライブがよければどんどん前につめ、最後はスマッシュのような鋭さで叩きたい。


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icon ショートサービスで主導権奪取


(6:10ごろ)
サーブの指導が始まる。

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ショートサービスで狙う3つの落下点を指示する趙剣華。この3点に的確に落とせる必要があるという

ショートサービスの要求は、「ネットを越えるときのシャトルの向き」である。ネットを越える時点で下向きに進むサーブが理想だ。その場合レシーバーは上向きにしか返せない。逆にネットを越えてもなお上に進むサーブは悪い。相手へのトスと同じで、サーブ早々相手に主導権をとられる。


ショートサーブを打つうえで、どこに打つと相手がフォアで返せるか考える必要がある。なぜならレシーバーの構えはフォアハンドが一番打ちやすいからだ。逆に難しいのはバック側だ。

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この図を見るとわかるとおり、サーブが趙剣華のフォア側に飛んでおり、容易く処理されてしまった。


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この図ではドライブサーブでレシーバーの不意を付くことを試みる。しかしいくら速いサーブでも相手のフォアに向かっていけば意味がない。またサーブの質も悪い。


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今度はレシーバーのバック側にドライブサーブを狙う。不意を付くには十分な質のサーブだったが、レシーバーがその球を想定してたのでライジングで返される。


通常ドライブサーブは試合の中で多用は禁物だ。


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続けてサービス指導を受ける生徒。趙剣華に「もっと短く!」といわれると精神的にプレッシャーがかかりサーブが安定しない。サービスは常にレシーバーとの駆け引きでプレッシャーを受けない精神力とサーブ能力が必要だ。この生徒の場合、サーブを急いでしまうくせがあり、趙剣華は一度サーブの形を作り一息いれることをアドバイスした。


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続いてロングサービス。ショートサービスの場合、サーバーが前衛を守ることになるが、ロングサービスでは上記図のように二人で並ぶフォーメーションにすばやく切り替える必要がある。ロングサービスは相手の頭上を越える球で、スマッシュを打たれる危険性が高いためだ。それでもロングを打つのはショートの品質があってこそ効果がある。(ショートに自信がないからロングばかり打つようでは駄目)


icon 攻撃に転じるタイミング

ダブルスのフォーメーションは大雑把に分類すれば1つは左右にわかれる防御。前後に分かれる攻撃。それではどのタイミングでフォーメーションを転換するか? それは相手が攻撃をすると判断すれば左右に、攻撃に移ると判断すれば前後となる。


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手前の選手に注目。相手のジャンピングスマッシュを左右に分かれ防御。レシーブをスマッシュした選手前に小さく落とせたため、すぐ前につめ前後フォーメーションに。相手のロブをスマッシュし、甘くあがったレシーブを前衛が叩く。理想的な攻撃パターンだ。


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ドライブからネットに小さく落としたと同時に攻撃フォーメーションへ転換。後衛に回った選手が相手のロブをスマッシュする。


つまるところダブルスでは如何に相手にロブをあげさせるかにかかっている。受身であるレシーブからゲームを作っていくスタイルもあるだろうが、高いレベルでは通用しないだろう。


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もうひとつの防御から攻撃への転換。スマッシュをただ大きくレシーブするのではなくオープンスペースであるクロス側に小さく返す。前衛選手が左右どちらかに寄っている場合、その反対がオープンスペースとなる。


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防御からの攻撃転換その2。相手の高く浮いたスマッシュをネット前に小さく落とす。これは比較的に簡単。


以上。


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