鮑春来(バオチュンライ)国際試合から引退表明。その後はなんと芸能活動!
やや旧聞だが、バドミントン界から偉大なる選手がまた一人去っていったことをご存知だろうか? 中国のバドミントン王子、鮑春来(バオチュンライ Bao Chunlai)だ。
今年9月21日、世界バドミントン連盟は公式サイトにて中国選手バオチュンライ(28歳)が世界バドミントン連盟から脱退したことを表明したことを発表した。これは今後の国際試合不出場を意味する。
バオチュンライはリンダンと同じ1983年生まれで、中国では男子シングルスの双子座と評されていた。バオはその身長の高さ、繊細な技術、絶妙なタッチに定評があり、リンダンと並ぶレフティで国内外で数多くのタイトルを獲得してきた。またあまいルックスからバドミントンに興味のない女性ファンも多く獲得し、まさしくバドミントン界の王子様だった。
1999年から中国国家チームに所属し、その翌年には世界ジュニアワールドカップでいきなり優勝を果たし、華々しいスタートを切った。2001年には国際バドミントン連盟主催の大会 デンマークオープンでデビュー、またしても優勝し、世界中に彼の名をとどろかせた。このときまだ18歳。
しかし膝への負担がかかる競技ともあって、故障が絶えなかった。2011年8月のワールドカップでは長年指定席であった中国枠から初めてはずれた。(チームメート杜鵬宇(ドゥベンユー)が出場)
それでもバオはロンドン五輪出場をあきらめていなかった。国内大会には出場を続けてきたものの、先週行われた中国マスターズでは怪我により1回戦の試合前に棄権。その後常州に現れ、コーチ李永波(リーヨンボ)の49歳誕生日に参加した。
多くの現役選手がロンドン五輪を最終目標としてトレーニングするなか、ひっそりと去った王子 バオチュンライ。
バオは「膝の故障で自分の状態をずたずたに壊されたことは、私の最大のミスだ。傷ついた膝で試合にでるのは習慣となっていた。長年私に暖かい応援をくれたファンや友人たちならびにサポーターに感謝したい。今後も努力を続け、自らの夢を追いかけていきたい。」と語った。
ちなみにバオチュンライ、今後は芸能活動やモデルで中国バドミントン界の発展に尽力するようで、雑誌やテレビへの露出が増えている様子。もし当ブログを見ている方でバオファンがいれば下記リンクからモデル写真を多数掲載しているページに飛べます。
リンダン・バオチュンライのエキシビジョンマッチ in USA
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