バドミントン全英オープン2013男子シングルスのシード選手紹介
今年もバドミントン全英オープン(Yonex All England Open Badminton Championships)開催が近づいてきた。日程は3/15〜3/10。(放映予定は下記リンクから)
男子シングルスのシード選手を紹介していこう。
第1シードは、昨年大会準優勝のリー・チョンウェイ(マレーシア)。
過去2回、2010年と2011年連覇したリー選手。今期韓国オープンに続いて、自国マレーシアオープンも優勝と安定の仕上がりで全英に挑む。しかも昨年結婚したリー選手は、今月23日に夫人の第1子妊娠を発表したばかり。世界最強のパパになるべくなんとしても全英チャンピオンに返り咲きたい。
第2シードは、チェン・ロン(中国)。
昨年から頭角を現してきた選手。世界ランクも2位、昨年チャイナマスター、香港オープン、スーパーシリーズファイナルを制した若きエース。
第3シードはドゥ・ポンイ(杜鵬宇、Du Pengyu、中国)選手。
ほかの中国選手の影にかくれがちの目立たない選手だが、各大会で常に上位に入りこむ実力の高い選手。2011年、2012年上り調子が続いており、今年は跳躍の年としたいところ。
第4シードはソニー・ドイ・クンコロ(Soni Dwi-Kuncoro、インドネシア)。
インドネシアの名将でとても息の長い選手。しかし近年の目立った活躍はない。ここでベテランの意地をだせるか。個人的に好きな選手。
第5シードは、陳金(チェン・ジン、中国)。2008年大会で優勝。中国バドミントンのアニキ的存在(勝手な思い込み?)。昨年ロンドン五輪では滑り込み出場を果たすなど、ここぞという時に実力を発揮する。今年はチャンピオンに返り咲きたい。
第6シードは、フー・ユン(HU Yun、香港)。香港のエース。詳細不明
第7シードは、日本のエース 田児賢一(日本)。2010年大会は準決勝で天才バオ・チュンライをファイナルの末に破り、決勝進出。対戦相手リーチョンウェイにあと一歩のところで破れ優勝を逃した。全日本総合選手権のチャンピオンとして、再び全英に挑む。がんばれ!
第8シードは、グエン・ティエンミン(Nguyen Tien Minh、ベトナム)。ベトナムの英雄。詳細は不明。
ざっくりとシード選手8名の紹介をしたがあの選手の名が挙がらなかったことに気付いただろうか? そう昨年チャンピオンのリン・ダン(中国)の不在だ。ロンドン五輪後、ほとんどの大会を欠場していたが、全英も出場を辞退している。これに関しては中国内でも話題となった。理由は五輪防衛後の調整に時間がかかったとしているが、詳細は不明。
そしてもう一人、インドネシアの天才、タウフィック・ヒダヤットも詳細は不明だがエントリーリストに見当たらない。そのヒダヤットは今年1月18日、今年6月に完全引退を宣言している。(出ないの?? 残念)
昨年のオリンピック無気力試合に続き、賞金額増額にかかわらず韓国オープンの主要メンバー欠場、そして将来のオリンピック種目の依然とした除外の危機、四天王の引退など、間違いなくバドミントン界の歴史の転換期である現在。負のニュースでメジャーになるのではなく、正のニュースで世界を圧倒することを切に願う今日この頃。
100年の歴史を持つ全英オープン大会開催は3/10~3/15。乞うご期待。